絵はどこで描くのか?

こんばんは。アートふじみの木村美恵です。

 

今日は生徒さんの作品を紹介させていただきます^^。

 

 

 

この作品を描かれたOさんは70代の女性で、水彩画を勉強されている傍、

こうして鉛筆デッサンもされています。

 

モチーフを撫で回すように丁寧に丁寧に

じっくりと観察して描くOさんは

 

「触覚的センス」に富んだアーティストさんです。

 

 

 

わたしは、生徒さんには

手以外も使って描いてください、とお話をします。

 

手以外で使って欲しいのは、五感、プラス心です。

 

モチーフは、匂いも嗅いでください(嗅覚)。

モチーフは、よく触ってください(触覚)。

モチーフを叩いて音を聞いてください(聴覚)。

モチーフが食べ物の場合は、そのモチーフを食べてみてください(味覚)。

モチーフの構造をよーく理解してください(観察力)。

モチーフに対して抱いた印象を大事にしてください(心)。

 

つまり、小手先だけではなく、

 

全身全霊を注いでモチーフを感じて欲しいと思っています。

 

この手以外の感性は、ひとりひとりで違います。

あなたはどの感性に長けていらっしゃいますか?