石膏デッサンの大切さ

こんにちは。

アートふじみの木村和弘です。

本日はおとなクラスAさんの作品を紹介します。

 

静物デッサンに挑戦中のAさん。

今回のモチーフは柿です。

 

モチーフをよく観察し

丁寧に陰影をつけています。

立体感もよく出ていますし、

柿のみずみずしい質感も、よく伝わってきますね。

葉っぱのくぼんだ部分やシワになっている様子も

よく表現出来ています。

 

 

Aさんは、柿を描く前にまず基本形態である

「球体」の石膏を使って陰影のつき方を練習しました。

 

モチーフによっては、固有色が邪魔をして陰影が分かりにくいことがあります。

その点、石膏は白いので明暗を見極めやすく、

陰影に集中して練習することができます。

 

「石膏デッサンはちょっと‥」と、石膏に対して苦手意識を持つ方も多いですが

石膏を描くことは、絵を描くための基本的な技術や観察眼を

磨くことができます。

 

皆さんも、陰影のつけ方や立体感の出し方に迷ったとき

石膏の基本形態を描いてみてはいかがでしょうか。