私の一枚 part1

こんばんは。

「アートふじみの」木村和弘です。

 

今日は私がアメリカにいたときに

衝撃を受けたアーティストを紹介します。

彼の名は、リチャード・シュミットといいます。

 

画像は彼の「ダルマリーチャーチヤード」という作品です。

アートふじみの 私の一枚 リチャード・シュミット

私はアメリカの大学に通っていた頃

暇さえあれば図書館でアート系の画集や

雑誌を読みあさっていました。

 

そのとき、とある雑誌に掲載されていた

1枚の絵に釘付けになってしまいました。

 

こんなにも繊細かつ大胆でありながら

写実的で色鮮やかな作品を見たのは

生まれて初めてのことだったからです。

 

 

この絵は「アラプリマ」という技法で描かれたものです。

「アラプリマ」は描き手の観察眼が問われるので

非常に難しい画法です。

 

シュミットの作品はアラプリマの技術に長けていただけではなく

モチーフに対する「愛情」「優しさ」「誠実さ」までも伝えてくるようで

私の心は揺さぶられてしまったのです。

こんな絵を描きたい。

それが私の第一印象です。

 

私はその作家のファンになりました。

そして十数年たった今でも、私の中で

最も尊敬するアーティストの一人です。