鉛筆の色

こんにちは。アートふじみの木村です。

 

おとなクラスのデッサン風景。。。

 

 この日描いていただいたのは、正六角錐の石膏。

 

幾何学形、けっこう簡単そうに見えますけれど

一定の法則をもとに形が成り立っているので

形が狂うと見る手にすぐにバレてしまうという

かなり難しいモチーフです。

 

まず形を観察し、ものの構造を理解します。 

その後、透視法の観点から見え方の原理についてお話します。

 

透視法の知識は風景画等の遠景を描くとき役に立ちますが

静物デッサン等の近景を描くときにも

その知識を活かすとちょっとした角度の狂いなどにも

気付きやすくなります。

 

 

 

Iさんは形やグラデーションの追い方がとても丁寧です。

描いたり消したりしながら

細やかな明暗を描き分けていきます。。。。。

 

 

完成した作品がこちらです^^

 

 

不思議なもので、同じ黒鉛筆を同じように使っても

描き手が違えば違った発色をするんです。

丁寧に制作する方の作品はとても澄んだ色になりますし

描き手が乗り気でなかったり、コンディションが悪かったりすると

濁った色になります。

 

Iさんのこちらの作品、柔らかい色の変化が美しく、澄んだ発色です。

次回のデッサンも楽しみです!