石膏デッサン 線と面

こんにちは。

アートふじみの木村和弘です。

今日はおとなクラスU君の様子を紹介します。

昨年から引き続き石膏「メディチ」をデッサンしています。

頬から顎にかけてのトーンの感じが柔らかく

とてもよく表現できています。

首に落ちている陰もとても綺麗ですね。

 

 

絵を描く際、線で「面」や「形」の位置を決めていきますが、

実際のところそれらの「面」や「形」には輪郭線はありません。

影がついて線のように見えたり

明暗の違いで面と面の境界が線に見えたりしています。

 

その輪郭線が目立ってしまうと

質感、立体感、奥行きなどが

失われてしまう場合があります。

 

U君は今、線に線を加えて周りになじませながら

徐々に面を作り出し、立体感や質感などを描き進めています。

 

この石膏像は髪の毛の束(固まり)がたくさんあり

全てを描くにはとても根気がいる作業です。

固まり一つ一つを諦めずに丁寧追って

完成まで頑張ろうね。

出来上がるのを楽しみにしています。