教えてもらう側に立つ/楽しんで書くということ

おはようございます。

アートふじみの木村美恵です。

 

先週の日曜日、川口市にある「創造アトリエ大きな木」さんで

書道家はなてるさんの書き初め(描き初め?)ワークショップに

参加してきました。

 

今日はそのときのことについて書きたいと思います。

これは「集」という漢字の旧字体?です。

集という漢字は小鳥たちが

木の上にとまっている様子から来ているそうです。

 

天井から吊るされているこの紙、実はとても大きくて

2mくらいの高さがあるんじゃないでしょうか。

それくらい大きな紙に、5人の人間が1本ずつ線を引いていって

一つの文字を完成させました。

 

「前の人の書いた線を生かすような線を引くように」と

アドバイスをいただいて、みんなで書いたこの文字、

なかなか良い出来栄えだと思いませんか*^^*?(自画自賛)

 

 

この大作に挑むまでに、通常の半紙サイズの紙に

「集」の文字を書く練習をしたのですが

左利きの私にとって、書道というのは

常に苦手意識を伴うものでした。

昭和時代の小学校って、左利きに当たり強かったんです。

左手で書いた文字は入りが逆になるので

右手で書きなさいと指導されたり。

左手で書こうものなら、全部赤で直されたり。

(矯正体験は軽くトラウマです;;)

 

まあ、そんな記憶があったもので、先生に

おそるおそる「左手で筆持ってもいいですか?」と聞いたら

「全然大丈夫ですよ」とのこと。

墨も左手で磨らせてもらいました。

なんて楽チンなんだ。。。。

こんなにストレスフリーな書道は、生まれて初めてです。

 

最初は「上手に書こう」という気持ちが強く、

かつ久しぶりの書道だったので緊張しまくり

カチンコチンの私でしたが、

入りも逆だし払いも払いきれず(?)ハネも不思議なかたちになる

左利き書道なので、書き始めてすぐに

「上手には書けない」という結論に至りました。

ならばもう、楽しんでしまいましょう^皿^♪

 

ということで、楽しむことを優先させた

私の左手書道がこちらです。

 

 

 

普段は「上手じゃなくていいので

楽しんで描いてください」と

生徒さんに声がけしているくせに

いざ自分が専門外のことに取り組むとなると

「上手にやろう」と思ってしまっているあたりが

なんというか私、修行が足りていません(笑)。

 

 

普段は「教える」側に立つことが多いので

「教えられる」側にも積極的に身を置いていこうと、

強く心に誓った美恵先生でした。