9月ジュニア絵画カリキュラム

  ●みなさまへのお願い●

 

・アクリル画がまだ描き途中の生徒さんはそちらを優先して制作します。

・体調不良の生徒様は振替対応をいたしますので出席をお控えください。

・ご自宅での検温をお済ませの上ご来場ください。

・汚れても良い格好でお越しください。

低学年・高学年共通

切り絵でつくる絵画表現

 

 

 

絵を描くとき、ふつうはえんぴつで形をかいて、絵の具で色をぬりますよね。

でも今回は、はさみをつかって「紙を色のえのぐ」として使います。

 

切り絵の面白さは、形をそのまま画面に置いていくことです。

たとえば葉っぱを描きたいときは、緑をぬるのではなく、緑の紙を葉っぱの形に切って貼る。雲や動物も同じように、紙を切って置いた瞬間に絵になっていきます。

 

低学年は、大きな形を切って並べるだけで立派な作品になります。丸を切れば太陽や果物、三角は山や屋根に見える。形が少しゆがんでも大丈夫。色を組み合わせるだけで絵が生き生きとしてきます。

高学年は、葉っぱのギザギザや建物の窓など、細かい形にも挑戦してみましょう。紙を重ねたり、小さい形と大きい形を組み合わせたりすると、画面に奥行きが生まれます。

 

世界の美術にも、切り絵を絵画表現として使った例があります。フランスの画家アンリ・マティスは、晩年に「切り紙絵」という技法で大作を残しました。彼は色紙を大きく切り、壁いっぱいに貼り合わせて「描く」のではなく「切ることで描く」新しい表現を生み出したのです。子どもたちもこの課題を通して、同じように「切ることで絵をつくる」体験をしていきます。

 

――保護者の方へ

この課題は、紙を切る作業を楽しみながら、色や形で画面を構成する力を育てる絵画的な学習です。低学年は「大きな形でのびのび表現」、高学年は「細部の観察や構成の工夫」に挑戦。安全に道具を扱いながら、造形の楽しさと絵画の基礎を同時に体験できます。